2020年8月22日、栄中日文化センターで「台湾と名古屋―その歴史と文化交流の秘話」と題したお話しをさせていただきました。
新型コロナウイルスの影響で3月に予定していた講演が延期したものです。無事に開催していただけたことに、関係者の皆様に感謝申し上げます。
会場は大きめの部屋に人数制限をして密にならないようになっていました。また演題の前にアクリル板があり、飛沫対策もバッチリです。
ご参加いただいた方の多くは栄中日文化センターの広報で集まっていただいた方で、初めてお目にかかる人が大多数でした。
目次
講演内容
お話しの内容は次の通り。
- 後藤新平の公衆衛生
- 台中の宮原眼科
- 台湾映画KANO
- 芝山巌事件
- 宜蘭で神様になった日本人
タイトルだけ見ると台湾好きな方には物足りないないように思うかもしれませんね。この内容は全部地元・名古屋と関わりがあるって知ってましたか?
例えば後藤新平が公衆衛生学を学んだのは愛知県病院勤務時代です。そして名古屋在住時に大事件が起こりました。その時の経験が日清戦争の大検疫の成功や、台湾での各種政策に生かされています。
台湾好きにとって台湾映画KANOは知ってて当然という雰囲気もありますが、嘉義農林が甲子園の決勝を戦った名古屋の中京商業にとっても記念すべき試合でした。
芝山巌事件の六氏先生の一人・関口長太郎は西尾市出身。愛知師範学校に通っていた頃の校長は伊沢修二(芝山巌事件時の台湾総督府民政局学務部長)。
名古屋出身の警察官・小林三武郎は宜蘭で神様になっています。
地元と台湾を絡めたストーリー
台湾と日本の物語はたくさんあります。その中にはきっと自分の地元に関係する人や出来事があるはずです。そんなストーリーを見つけると新たな楽しみが見つかると思いますよ。