言葉の壁と向き合う

つい最近まで日台交流の分野では日本人と台湾人が当たり前のように日本語で言葉を交わしていた。
しかしそれは意思疎通を日本語世代の台湾人に頼りきっていたことを意味する。

今後日本語世代が少なくなるにつれて、我々は言葉の問題を避けて通れなくなる。

今後の日台交流に生じる「言葉の壁」を乗り越えるには、台湾人の努力だけに頼るのではなく、日本人も努力が必要だろう。
一方の負担によってのみ築かれる友好は、真の友好とは言えない。

台湾には外国人に台湾式中国語を教えるための華語中心と呼ばれる組織を備えている大学がある。
日本人が台湾で語学留学する場合、この華語中心に入校するのが一般的だ。

台湾教育部の2011年と2015年の調査によると、華語中心は次のように学校数32%増、学生数29%増(日本人41%増)となっている。
・学校数:34校→45校
・学生数:14,480人(内、日本人2,430人)→18,645人(内、日本人3,426人)

台湾で中国語学習をする日本人が増えるのは喜ばしいことだ。
語学留学する若い世代だけでなく、台湾と関わるすべての日本人が少しだけでも台湾で中国語や台湾語を使おうではないか。
それが日本と台湾が寄り添うことになるだろう。

かくいう筆者の語学レベルは限りなく怪しい中国語と、宴会芸程度の台湾語のみ・・・
ふつふつと自戒の念が湧き上がる本稿執筆であった。

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