花蓮の地震では局地的な被害はありましたが、今ではほとんどその影響を感じさせません。しかし観光客は減少しており、観光が主要産業の花蓮にとって悩ましい問題になっています。観光で花蓮を訪れるのも良い震災支援になるので、GWの台湾旅行の訪問先に花蓮を加えてはいかがでしょうか。
今回は花蓮旅行で立ち寄りたいB級グルメのお店を紹介します。
1.液香扁食
扁食(ペンシッ/ワンタン)は花蓮の伝統的な食べ物として有名です。中でも液香扁食のメニューはワンタンスープのみ。肉がぎっしり詰まったワンタンに、焦がしニンニクや生姜の薬味が美味しさを引き立てます。あっさりしたスープとジューシーな肉汁のコントラストが美味しさを倍増させます。
こんな美味しい扁食を支えるのはおばちゃんの技です。オープンキッチンをのぞくと山盛りの挽肉を素早く正確に皮に包むおばちゃんの姿が見られます。その様子はもはや精密機械のようです。扁食を舌で味わったあとは、おばちゃんの妙技を目で楽しむのも良いですね。
液香扁食
花蓮市信義街42號
電話:03-8326761
10:00〜売り切れ次第終了
2.老牌炸蛋葱油餅
葱油餅(ツァンガピア)は小麦粉と塩を練り込んだ生地にネギの細切りを織りまぜて、油で焼いた料理です。台湾の屋台でよく見かける朝食屋おやつの定番です。
このお店の葱油餅はたっぷりの油でフライのようになっており、途中で玉子も加えています。サックサクの生地に半熟玉子がとろりとかかってなんとも言えない美味しさを醸し出します。
またこのお店に並んで「炸彈蔥油餅」という同じく葱油餅の名店があります。カロリーが気になるけど、思わず2店の葱油餅を試したくなります。ガイドによると美味しすぎてこのお店の前の通りが通称「好吃的葱油餅路(美味しい葱油餅通り)」になったとか。
老牌炸蛋蔥油餅
花蓮市復興街110巷2號
電話:0955282038
13:00〜売り切れ次第終了
炸彈蔥油餅
花蓮市復興街102號
電話:0919288590/0931121661
13:00〜売り切れ次第終了
3.五覇焦糖包心粉圓
ザラメと練乳でメロンパンみたいな見た目のかき氷が名物です。
かき氷の中には、いろいろな餡が入ったタピオカ(粉圓:フンイー)が隠れています。日本でもはやりの台湾かき氷・雪花冰はふわふわの食感ですが、こちらはずっしり詰まった食感です。それもそのはず、お持ち帰り容器の蓋(プラスチック製)でギュッギュッと圧縮しています。この店ならでは作り方で、絶妙なシャリシャリ感を出しています。
シャリシャリの氷を掘り進めてタピオカにたどり着くまで、まるで宝探しのような感覚です。一つ一つ味が違うタピオカは、次にどんな味が来るのかワクワクさせて食べ飽きることがありません。
こんな面白いかき氷を作ったのはオーナーの経歴が関係してるかも知れません。オーナーは49歳までおもちゃ屋さんをしており、子供が楽しめることをいつも考えていたそうです。かき氷はたくさんありますが、元おもちゃ屋さんらしくワクワク体験が出来るかき氷は特色があって良いですね。
五覇焦糖包心粉圓
花蓮市博愛街165號
電話:03-8322678
10:00~22:30
花蓮に行こう!
いかがだったでしょうか?
花蓮には他にも美味しいお店や面白い場所はたくさんあります。花蓮を訪れて楽しむことが地元の人の励ましになるだけでなく、新しい台湾の魅力を発見する機会になるとおもいます。ぜひ花蓮を訪れてくださいね。